4月, 2014年

ディズニーランドは夢の世界か?

2014-04-14

子供たちのたっての希望もあり、先日家族でディズニーリゾートに行ってきました。小学6年生の娘と4年生の息子は大はしゃぎで、順番待ちの長い列に文句も言わず並んでは、アトラクションを満喫していました。USJの年間パスを持っている嫁さんはそこで経験済みなのか子供達が効率よく楽しめるようにと、娘と連携して順番待ちとファストパスを駆使しながら、アトラクションを次々とこなしてました。USJにさえ普段あまり行かない私はこういう時には足手まといですので、2歳の息子の子守役を仰せつかりました。2歳ですので当然大したアトラクションには乗れません。

1日目はディズニーランド、2日目はディズニーシー、最終日の3日目はまたディズニーランドとディズニー三昧の三日間でした。

で、子守り役の私の正直な感想を述べます。とにかく人が多い。多すぎです!春休みということもあり人気アトラクションは2時間から3時間待ちは当たり前で、4時間待ちというものもありました。ポップコーンを買うにも長い行列ができてますし、2日目は終日雨だったこともあり、室内施設のマーメイドラグーンに家族連れが集中し、ハンバーガーを買うだけで4、50分並ばなければならない状態でした。途中で並ぶのをあきらめかけましたが、他の店も同じことだと思い遅々として進まない行列に並び続けました。やっと買えたかと思うと今度は座席が満席で、結局地べたに座って食べるはめになりました。コンビニでおにぎりでも買って入場すればよかったと本当に後悔しました。(ところが後で知ったのですが、ディズニーリゾートでは飲食物の持ち込みは禁止らしいです。弁当などはピクニックエリアという会場外のエリアで食べなければならないそうです。あの雨の中2歳の子を連れて会場外のピクニックエリアに行って弁当を食べる?想像しただけでも大変だなぁ)

2歳の息子がせめて楽しめるようにとミッキーマウスを探しましたが不慣れな私は、1日目、2日目ともに1っ匹のキャラクターにも出会うことができませんでした。3日目の朝、入場直後ようやくミッキーを見つけました!よし、ここはミッキーとぜひとも写真を撮りたいと思い息子を抱えながらミッキーに近づきましたが、ミッキーは既に学生やOLなどのオトナな女性たちに取り囲まれ、なかなかそばに寄れない状態でした。近くに係員がいてその人に「小さい子なのでなんとか写真撮れませんかね」とたずねると、その係員は満面の笑みで「ミッキーにお声かけください。ミッキーから寄ってきてくれますよ!」とまさにオトナな対応でした。私は小さい子供ならきっとミッキーも寄って来てくれるにちがいないと思い、息子を前面に押し出し「ミッキー!」と何度も声をかけましたが、ミッキーはいっこうにこちらに気付かず?、そのうち息子もぐずり出し、結局写真は撮れませんでした。

おそらくこの様な私の行動を見て、ディズニーフリークの方達は「ディズニーリゾートの常識とルールに無知だから楽しめないんですよ。」と言ってくるかもしれませんね。確かに、私のディズニーに関する知識はかなり貧弱かもしれません。知り合いのディズニー通に後日教えてもらったのですが、ガイドツアーというサービスを利用するとより楽にアトラクションを廻れるらしいです。

しかし、それでもディズニーリゾートのやり方が腑に落ちないのは私だけでしょうか。入場料を高くし、その代り各アトラクションは無料で乗れますよ、というのがTDRやUSJのビジネスモデルで、最初我々は好きなアトラクションに何度でも乗れるのが魅力的だと感じました。しかし、結局入場者が増えると人気アトラクションに客が集中し1回どころか入場時間によっては全く乗れない場合もあります。いくら長蛇の列ができようがTDRは入場制限をほとんどしません。許容量を遥かに超える客を入れ、アトラクションも飲食店も機能不全になろうがお構いなしです。食べ物になかなかありつけない客で溢れ返ることがわかっていても、飲食物は持ち込み禁止、どれだけ行列ができても場内の飲食店を最優先(理由は食中毒を防ぐためだそうです)。アトラクションを利用できない客、食べ物にありつけずイライラしている客の怒りの矛先を派手なパレードでうまくかわし、キャラクターたちのイメージ戦略で客にディズニーマジックをかけクレームは言わせない。TDRの悪口を言う人こそ無粋なクレーマーであると思わせる巧みなメディア戦略・・・

私がディズニーリゾートでの3日間で思ったことは、なぜあれだけ混雑しているにもかかわらず懲りずに何回も行くのだろう?なぜ客はその混雑を当然のごとく受け入れているのだろうということです。こんなことをいうとディズニーファンからは「いやいやわれわれは混雑しているのは百も承知だし、その混雑のデメリットを上回る魅力があるからこそまた行きたくなるのであって、逆に混雑をも楽しめるオトナな客ですよ!」という反論の声が返ってきそうですね。「混雑を楽しむ」・・・もし日本人がそのような意識で、または無意識にでもTDRを受け入れているとしたら、日本人はここ数十年の間に、エンターテイメントの消費者として相当成熟した、もしくは、成熟させられたのかもしれません。それはもちろんTDRのたゆまぬ企業努力が醸成させて来たのでしょう。営利企業であるTDRが「利益追求」と「夢の世界」という相反する価値観を両立させるためあらゆる戦略を駆使してきたことを頭から批判するつもりはないですが、ここまで巨大化した今、エンターテイメントの送り手として、「所詮作り物の世界で儲けさせてもらっている」という謙虚さを持ち合わせてもらいたいものです。ディズニーマジックにもかからず「ディズニー、客入れすぎやん!」と怒っている私はエンターテイメントの客としてはオトナげないのかもしれませんが、そういう「文句言いの客」も大事にしてもらいたいですね。

旅行から帰ってきて娘に「また、ディズニーランド行きたい?」と聞くと、「そりゃそうやん。またすぐ行きたいわ」との返事。「今度行くとしても、5年後やな」と私が言うと「あそう、じゃあハリポタのアトラクションがもうすぐできるからママとユニバ行くわ」とあっさり言われました。ディズニー、USJ恐るべし!

 

 

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