6月, 2015年

トニー賞 渡辺謙受賞逃すが日本人の誇り

2015-06-09

渡辺謙がアメリカ演劇界最高の賞、トニー賞の主演男優賞にノミネートされたということで、今年初めてWOWOWでトニー賞授賞式を見ました。惜しくも最優秀主演男優賞は逃しましたが、その主演作の「王様と私」は主演女優賞や作品賞など、四冠に輝きました。

初めてトニー賞授賞式を見たのですが、さすがアメリカのショービジネスのスケール感に感嘆しました。ニューヨークのラジオシティ・ミュージックホールは演劇人やミュージカルスターたちで埋め尽くされ、授賞式というよりも、まさにショーそのものです。だって、ノミネート作品の名場面が目の前で次々と披露されていくんですよ。

特に司会のクリスティン・チェノウェスとアラン・カミングのウィットに富んだ掛け合いが絶妙な雰囲気を醸し出し、クリスティン・チェノウェスが司会の合間合間で披露する歌声も絶品で、彼女の歌唱力の凄さには驚かされました。彼女はミュージカル主演女優賞にもノミネートされているぐらいですので、歌がうまいのは当然ですが、そのコミカルなしぐさとキュートな声は彼女の魅力を何倍にもしています。授賞式の途中で披露された彼女が主演する「20世紀号に乗って」のショータイムでも、彼女の抜群の歌声と切れ切れの踊りに会場中が沸き返りました。ああ、みんなこの感動を味わうためにブロードウエイに行くんだと思いました。

それにしても、各賞の受賞シーンや素晴らしいショータイムを見ていくにつれ、「渡辺謙はこんなにもスゴイ賞の主演男優賞にノミネートされたんだ」と、改めて彼の偉業を讃えずにはいられなくなりました。

彼は受賞には至らなかったけれども、その直後に「王様と私」で相手役をつとめたケリー・オハラが最優秀主演女優賞に輝いた瞬間、自分のことのように彼女の受賞を喜んでいました。それは、彼女が6回目にしてようやくトニー賞を受賞できたというその苦労を知っているからでしょう。そして、受賞スピーチで壇上に立ったケリー・オハラから「渡辺謙こそ私の王様です」と感謝の気持ちを捧げられた彼は顔をくしゃくしゃにして泣いていました。このシーンにトニー賞獲得に勝るとも劣らない感動を覚えたのは私だけでしょうか。

 

 

 

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