10月, 2017年

総選挙、何を基準に投票するのか

2017-10-01

さて、昨日に引き続き政治の話題です。

衆議院の解散直後から政局はめまぐるしく動いていますが、ではわれわれ有権者は何を基準に投票すればよいのか考えてみます。

安倍首相も小池都知事も今回の総選挙は、政権選択選挙であると位置づけています。どの党に日本の政治を任せるのかを国民は選択しなければなりません。

小選挙区制となり日本もアメリカ同様、二大政党政治を目指していますが、実際にはうまくいっていません。現在は自民党に対抗できる野党が育っていないからです。

ここで二大政党政治とはどのような政治状態なのかをもう一度考えてみます。

アメリカの保守とリベラルを例にとるとわかりやすいですが、日本も自民党が保守で、民進党(今では風前の灯ですが)がリベラルと言えます。その他の党もありますが、基本的に自民党と民進党が二大政党政治の両翼を担い、お互いに政策を戦わせかつバランスを取りながら政治を進めていくものです。

では、保守とリベラルとはいったい何でしょうか。一般的に保守とリベラルは次のような対抗軸で分けられると思います。

≪リベラル≫       ≪保 守≫

大きな政府        小さい政府

社会福祉の充実      市場経済に任せる

護憲           改憲

労働者寄りの政策     経営者寄りの政策

原発廃止         原発推進

安保体制反対       安保体制賛成

集団的自衛権反対     集団的自衛権賛成

消費税増税反対?     消費税増税

なお、消費税増税については平成24年の三党合意(社会保障と税の一体改革)により与野党ともに増税を認めているのでリベラル派が単に増税反対とは言えません。

この様な対抗軸を基準に考えると、自民党対民進党であれば保守とリベラルの色合いが比較的はっきりとしていて、まだ理解しやすいのですが、自民党対希望の党となるとかなりわかりにくいものになると思われます。

というのも希望の党の代表である小池氏は自他ともに認める保守派で、その基本理念はほとんど自民党の理念と変わらないからです。

その希望の党に民進党の議員が保守かリベラルかの踏み絵を踏まされて吸収されていくわけですので、その結果生まれる政党は紛れもない保守政党です。

では、日本の二大政党政治の両翼はどちらも保守政党でいいのかという疑問が生じます。

日本人は、極端な保守(右翼)も極端なリベラル(左翼)も望まない人が多いようですので、保守的保守政党とリベラル的保守政党が現実的な政策を戦わせ、場合によっては政権交代をしていくような、バランスのとれた二大政党政治を望んでいるのではないでしょうか。

そういう意味では、自民党の対抗軸として希望の党を中心とした保守的野党が受け入れられる可能性はあるのではないかと思います。

ただし、政治は複雑で、保守派を標榜する小池氏の記者会見などを聞くと、「原発廃止」や「消費増税凍結」などリベラル的発言をしています。果たしてその真意はどこにあるのでしょうか。

われわれ有権者はその政党又は政治家の基本理念をよく理解したうえで、選挙中の発言が単なる人気取りのためだけの発言なのか、確固たる政治理念や政策に基づいた発言なのかをよく見極めて投票しなければなりません。

特に今回選挙制度改革後初めて18歳の選挙権が行使されます。若い皆さんにとっては、初めて政治に直接触れられるチャンスですのでよく勉強して投票してもらいたいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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