12月, 2017年

羽生竜王 井山七冠 国民栄誉賞おめでとうございます

2017-12-14

まず間違いないと思っていましたが、羽生竜王が国民栄誉賞を受賞することとなりました。本当におめでとうございます!

しかも、井山裕太七冠との同時受賞ということで、将棋界と囲碁界にとってこれほど喜ばしいニュースはないでしょう。頭脳スポーツと呼ばれる将棋や囲碁がますます普及していくことを願っています。

特に将棋の駒には漢字が使われているということもあり、日本古来の伝統文化として世界に誇れるボードゲームですので、今後も誇りを持って楽しんでいきたいです。

2017年を振り返ると、将棋界の最高峰である佐藤天彦名人がコンピューターに完敗したり、また藤井フィーバーやひふみんこと加藤一二三九段のメディアでの活躍もあり、将棋界にとっては将来にわたり強く記憶される1年になったのではないでしょうか。

一方、囲碁界のスーパースター井山七冠は昨年に七冠独占を果たした後、一旦そのうちの名人位を奪われましたが、1年間他の六冠をすべて防衛しての2度目の七冠奪取。これは奇跡としか言いようのない偉業です。まだ若いとはいえ国民栄誉賞にふさわしい活躍だと思います。東大阪市出身ということもあり、特に関西人の皆さんは今後とも応援していきましょう。

若き天才井山七冠と熟練の極致に達した羽生竜王の同時受賞は、時代を超えて語り継がれる、意味のある受賞だと思います。

ちなみに、今年の漢字は「北」に決まりましたが、何か縁起が悪く釈然としませんよね。将棋界と囲碁界に共通する棋士の「棋」であったらなぁと思うのは私だけでしょうか。

 

 

 

 

 

 

羽生善治 永世七冠達成!!今年の漢字は「将」か「棋」?

2017-12-05

とうとう羽生善治が永世七冠を達成しました。

振り返ると、2008年には永世名人となり、棋聖、棋王、王座、王位、王将と合わせ、6つの永世位を獲得し、あとは竜王のタイトルを一つ獲得すれば、永世竜王と永世七冠を達成するという状況でした。

しかし、その2008年の渡辺明との竜王戦は将棋史上初の3連勝のあと4連敗。永世七冠はおあずけとなりました。

当時の羽生は四つのタイトルホルダーであり、年齢は38歳、棋士として脂がのりきっていました。永世七冠はすぐにでも達成できるだろうとみんな思っていましたが、その達成までに9年の歳月を要しました。

竜王位を獲得するどころか、この9年間で竜王位に挑戦できたのは2010年のたった1度だけです。その竜王戦も渡辺竜王に2対4で敗れています。

なかなか挑戦者にさえなれない状況が続き、しかも今年に入って、王位を若手の菅井竜也に、王座も中村太地に奪われ、棋聖位の1冠になっていました。羽生が1冠にまでなったのは13年ぶりです。

かたや、15歳の藤井四段が29連勝を達成し、今年の将棋界はまさに世代交代を印象付ける1年でした。羽生時代の終焉かと心配する羽生ファンも多かったと思います。

もちろん今回の竜王戦の下馬評でも調子を落としている羽生よりも渡辺の方が有利ではないかと見られていました。

しかし、今回の羽生は違いました。王位戦、王座戦、叡王戦での連敗がこの竜王戦のための準備であったかのごとく、素晴らしい将棋の連続でした。とにかく攻撃的で若々しい将棋です。永世竜王獲得への並々ならぬ気迫を感じました。その気迫が指し手に表われていました。本当に凄いの一言です。まだまだ羽生時代は終わっていないなと感じました。

羽生の永世七冠達成に対して各界から様々なコメントが届いていますが、ここに代表して囲碁界の七冠王、井山裕太七冠のコメントを掲載します。

「長きにわたり結果を残し続ける姿に敬服します。今後も、私を含めた多くの人々の目標であり続けていただければと思います。」

このコメントからもわかるとおり、コメントの多くが羽生の強さのみならず、その人柄に敬意を表するコメントが多いように思います。

羽生が多くの将棋ファンからこれだけ愛されている理由はまさに、彼が強さと謙虚さを兼ね備えているからなのだと思います。そして、その謙虚さこそが羽生善治の強さの秘密のような気がします。羽生が出すオーラから感じるこの謙虚さは単につつましい言動という意味ではなく、現状に満足せずさらに上を目指していく、そして将棋の本質を追究していく姿勢です。

今相撲界では横綱の品格がとやかく言われていますが、強さと謙虚さの両方を兼ね備えて初めて品格がにじみ出てくるのだということを、羽生の将棋に対する姿勢を見ていて感じます。「実るほど頭を垂れる稲穂かな」ですよね。

ところで、「今年の漢字」が間もなく決まりますが、藤井四段やひふみんブームもあり、最後は羽生の永世七冠で締まりましたので、是非「将」か「棋」であって欲しいですね。

 

 

 

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