7月, 2017年

AI全盛期に税理士を目指す若者に向けて!

2017-07-28

少子高齢化の影響により、日本の労働市場は人材不足が長期化し、どの業界も仕事はあっても働き手がいないというジレンマに苦しんでいます。

わが税理士業界もご多分に漏れず、人手不足が続いています。特にここ最近、若い人材が極端に減少しています。原因は少子高齢化で若者が減少していることと、一般企業の就職状況が良いので、わざわざ税理士試験という難関試験を受けようとする人が減ってきているからだと思われます。

このままでは税理士業界は若い世代が極端に少ない超高齢化業界にならざるを得ません。

一方、税務会計業務はAIの進化によって将来なくなってしまう職業にも挙げられています。オックスフォード大学の発表によるとあと10年で消える職業として、「銀行の融資担当者、スポーツの審判、レジ係、電話のオペレーター、カジノのディーラー、データ入力作業員・・・」など多種多様にわたりますが、「税務申告書代行者」や「簿記会計監査の事務員」なども該当します。

税理士業界は、このままでいくと、若者がいなくなりかつAIに取って代わられてしまうお先真っ暗な業界となっていくのでしょうか?

実は私、そうは考えていません!税理士業界の将来は明るいと自信を持って言えます!

若い方々、人手不足ということは、仕事が豊富にあるということですよ。やり方次第ではその仕事を一手に引き受けられるのです。

まず、人手不足ですが、これはAIの発達により、かなり解消されます。今は、会計ソフトへのデータ入力は人の手でやっていますが、近い将来、通帳やクレジット明細や領収証などほとんどのデータが電子化され、電子化されたデータを直接会計ソフトで読み込める時代が来ます。本当に3年後とか5年後というレベルで実現化されます。

そうなると人手不足は画期的に解消されます。

では、それ以外の仕事は誰がするのでしょうか。AIがすべてやってしまうのでしょうか。

データ入力以外の仕事と言えば、申告書を作成したり、クライアントの税務相談にのったりということですが、そのうち申告書の作成はかなりの部分AIが代行できるでしょうが、税務を中心としたコンサルタント業務については知識と経験が豊富な税理士に一日の長があるのではないでしょうか。

逆にAIをうまく利用できる税理士が、付加価値の高いサービスを提供できるようになり、他との差別化を図れるのです。

若者が税理士業界を敬遠している今こそ逆にチャンスです。今後、団塊の世代の高齢税理士もどんどん引退していきます(実は開業税理士の63%が60歳以上なのです)。そうなると業界内の競争相手が圧倒的に少なくなり、かつAIによって人材不足が解消され、かつAIを駆使することで今まででは想像することできなかったビジネスモデルを構築できるチャンスがあるのです。

柔軟な頭脳を持ち、やる気のある若者諸君!今がチャンスです。これからがチャンスです。ぜひ税理士を目指して頑張ってください!

 

 

 

 

 

 

トリプルスリーと三冠王どちらが難しい?

2017-07-01

ソフトバンクの柳田やヤクルトの山田がトリプルスリーを達成したこともあり、トリプルスリーと三冠王はどちらが難しいかよく話題になりますが、ここでその結論を出したいと思います。

三冠王が圧倒的に難しいです!

データを用いて科学的に分析します。

まず、日本のプロ野球で考えてみます。過去のトリプルスリーと三冠王の達成人数は次の通りです。

トリプルスリー・・・10人で11回、 三冠王・・・7人で11回

これを見るといい勝負という感じですね。

では、それぞれの要素を区分し対応させて考えます。

トリプルスリー(3割、30本塁打、30盗塁)と三冠王(首位打者、本塁打王、打点王)の各要素を3割と首位打者、30本塁打と本塁打王、30盗塁と打点王という対応で比較します。

まず3割と首位打者はどちらが難しいか。これは過去の首位打者の打率を見れば一目瞭然です。過去30年間の首位打者の打率の平均はセ・パともに3割4分1厘です。また、過去30年間、首位打者で3割を割り込んだことは一度もありません。よって、単なる3割以上を打つより首位打者の方が難易度はかなり高いと言えます。

次に30本塁打と本塁打王の難易度はどうでしょうか。これも過去30年間の本塁打王の平均本数を見てみます。セリーグは40.2本、パリーグは40.4本です。また、この30年間で30本を下回った本塁打王は両リーグ合わせて2回だけです。よって、30本より本塁打王の方がはるかに難易度が高いと言えます。

これでトリプルスリーと三冠王の勝負は0対2で三冠王の勝ちとも言えますが、一応最後の要素、30盗塁と打点王を比較してみます。

盗塁と打点を単純に比較することはできませんので、盗塁王と打点王に置き換えて比較してみます。盗塁王と打点王はタイトルとして同格と考え、30盗塁が盗塁王を取るより難しいのであれば、30盗塁は打点王より難しいと考えます。

過去30年間の盗塁王の平均盗塁数はセリーグが39.1盗塁、パリーグが44.9盗塁です。また盗塁王が30盗塁を下回った回数はセ・パ両リーグ合わせて4回です。やはり単に30盗塁以上をするよりも、盗塁王になる方が難しいと言えます。となれば、30盗塁よりも打点王の方が難しいと言ってもよいのではないでしょうか。

これで、トリプルスリー対三冠王の対決は、0対3で三冠王の圧勝です。

「おいおいちょっと待って」というトリプルスリー派の皆さんの声が聞こえてきそうです。「盗塁に対する評価が低いのでは?」というのがトリプルスリー派の主張ではないでしょうか。トリプルスリーが意外と評価される理由は、盗塁が打撃とは違う要素であるからだと思われます。本塁打王と打点王は良く似た要素であり、打点王は本塁打王のおまけ的な評価をされることもあります。それに対して、ホームランを打つ能力と盗塁は全く別の能力であり、スラッガーでありかつ足も速い「走・攻・守」そろったオールラウンダーへの憧れのようなものがあると思います。たとえば松井秀喜とイチローを足して2で割ったような選手が見たいというファン心理でしょうか。現に2015年に山田哲人が達成するまで、本塁打王と盗塁王を同時に達成した選手はいませんでした。

そういう意味ではトリプルスリーと同時に本塁打王と盗塁王も獲得した2015年度の山田哲人の成績は素晴らしいの一言に尽きます。

それでは、メジャーリーグではトリプルスリーと三冠王はどちらが難しいでしょうか。これは言うまでもなく三冠王です。

メジャーでのトリプルスリー達成者は22人26回ですが、三冠王は15人17回です。特に2000年以降では、トリプルスリーは11度達成されていますが、三冠王はミゲル・カブレラが2012年に45年ぶりに達成した1度だけです。

日本もメジャーも近年試合数が増加しているので、トリプルスリーは比較的達成しやすくなっています。

逆にメジャーでは1968年までは20チームしかなかったのが、現在では30チームにまで増加し、三冠王はますます難しくなっています。というか1タイトルを取るだけでも至難の業です。12チームしかない日本の2.5倍のチーム数ですから、それだけタイトル競争は激烈です。しかも全世界から1流選手が集まっている最高レベルでの争いなのです。この状況でのカブレラの3冠王は山田や柳田のトリプルスリーとは比べるべくもありません。

絶対評価であるトリプルスリーと相対評価である三冠王は、単純には比較できませんが、日本もメジャーも、試合数が増加した現在の環境では三冠王が圧倒的に難しく価値が高いというのが私の結論です。皆さんのご意見はいかがですか?

今まで四冠王(首位打者・本塁打王・打点王・盗塁王)を達成した選手は日本、メジャーを通して1909年のタイ・カップのみですが、トリプルフォー(4割・40本・40盗塁)を達成した選手は皆無です。いつかベーブ・ルースとタイ・カップを合わせたようなスーパースターが現れ、夢のトリプルフォーを達成する日が来るのでしょうか?

 

 

 

 

 

 

 

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