7月, 2017年
AI全盛期に税理士を目指す若者に向けて!
少子高齢化の影響により、日本の労働市場は人材不足が長期化し、どの業界も仕事はあっても働き手がいないというジレンマに苦しんでいます。
わが税理士業界もご多分に漏れず、人手不足が続いています。特にここ最近、若い人材が極端に減少しています。原因は少子高齢化で若者が減少していることと、一般企業の就職状況が非常に良いことです。
このままいくと、税理士業界は若者がいなくなりかつAIに取って代わられてしまうお先真っ暗な業界となっていくのでしょうか?
実は私、そうは考えていません!税理士業界の将来は明るいと自信を持って言えます!
若い方々、人手不足ということは、仕事が豊富にあるということですよ。やり方次第ではその仕事を一手に引き受けられるのです。
まず、人手不足ですが、これはAIの発達により、かなり解消されます。今は、会計ソフトへのデータ入力は人の手でやっていますが、近い将来、通帳やクレジット明細や領収証などほとんどのデータが電子化され、電子化されたデータを直接会計ソフトで読み込める時代が来ます。本当に3年後とか5年後というレベルで実現化されます。
そうなると人手不足は画期的に解消されます。
では、それ以外の仕事は誰がするのでしょうか。AIがすべてやってしまうのでしょうか。
データ入力以外の仕事と言えば、申告書を作成したり、クライアントの税務相談にのったりということですが、そのうち申告書の作成はかなりの部分AIが代行できるでしょうが、税務を中心としたコンサルタント業務については知識と経験が豊富な税理士に一日の長があるのではないでしょうか。
逆にAIをうまく利用できる税理士が、付加価値の高いサービスを提供できるようになり、他との差別化を図れるのです。
若者が税理士業界を敬遠している今こそ逆にチャンスです。今後、団塊の世代の高齢税理士もどんどん引退していきます(実は開業税理士の63%が60歳以上なのです)。そうなると業界内の競争相手が圧倒的に少なくなり、かつAIによって人材不足が解消され、かつAIを駆使することで今まででは想像することできなかったビジネスモデルを構築できるチャンスがあるのです。
柔軟な頭脳を持ち、やる気のある若者諸君!今がチャンスです。これからがチャンスです。ぜひ税理士を目指して頑張ってください!